会話中、返事に困ることがあって困っているんだ。「うまいこと切り抜ける」方法はあるのかな?
なるほど、返事に困った時にうまく切り抜けたいんだね。じゃあ今回は「会話の返事に困った時に覚えておくと便利な言葉」についてお話ししていくよ。
この記事を書いているのは
・HSP歴30年以上のベテランだよ
・過去の自分の悩みをたくさん改善してきたよ
返事に困るのはなぜ?
「全員の話を120%全力で聴くべき」「全ての質問に真面目に答えるべき」「白黒はっきりさせるべき」こんな風に思ったことないかな?
会話って実は、もっと力を抜いていても進んでいくんだよ。
まじですか
でも「力を抜いて会話する」って難しい人には難しいんだよね。過去の自分もそうだったよ…。
「会話」についてお悩みの方、興味のある方は、よかったら読んでみてね。
会話中、力を抜いても良いことはわかったけど、具体的にはどうすればいいの?
良い質問だね。これから具体的に「シュチュエーション別、覚えておくと便利な言葉」について話していいくよ。
会話の基本スタンス
「(あなたにとっては/あなたの意見は)そうなんだね。」
「あなたがそうしたいならそうしたら良いんじゃないかな。」
このようなイメージで、相手の話をただ聴くだけでいいよ。
忘れないでほしいのは、
- 自分とその他の人の意見が違うことは当たり前
- 自分には自分の意見があって、それを誰かに否定されても何を言われても変わらない
- 自分には自分の意見があって、それを誰かにアピールしなくても、自分の中にあるだけで良い
ということ。
「一緒にやろう」「あなたはどう思う?」と聞かれたら、思ったことを伝えるか考えればいいよ。
シュチュエーション別、覚えておくと便利な言葉
ここからは、「シュチュエーション別、覚えておくと便利な言葉」をお話していくよ。
①どっちが良いと思う?(二択を迫られた場合)
相手がどうしたいのか聞き出す、相手に決めてもらう
「あなたはどうしたいの?」「あなたはどっちが好き?」「どっちの方が気になる?」「どっちの方がテンション上がる?」のように聞き、相手の意見を聞き出す。
あなたが思うメリットデメリットを伝える
「aは〜(メリットデメリット)で、bは〜(メリットデメリット)だと思う」と伝える。
「あなたはどう思う?」と聞き返す。
②あなたに決めてほしいの(無理に意見を求められる)
分からない、意見を言いたくない場合
「私には分からない」「考えたことなかった」と正直に伝える。
意見が言えそうな時
「考える時間が欲しい」「この話2時間かかるけどいい?笑」などと言い、意見を言うには時間がかかるんだということを伝えてみる。
自分の意見がある、意見を言いたい時
「私は、〇〇だと思う。」のように、「私は」「個人的には」「主観だけど」などを付け加えて、誰がどう思ってるのかの主語をはっきりさせて伝える。
「全人類絶対にこうするべきだよ」などという大袈裟な表現にならないように注意しよう。
③いつ暇?(要件と日時が分からない誘い)
返事をする前に日時と要件などの詳細を聞く
仮に、「いつ暇〜?」に対して「いつでも暇だよ」と返してしまった場合、「じゃあ明日映画に行こうよ」と、全然興味のない映画に誘われた時、そこで「その映画は興味ないからパス」と言えるだろうか。
言える方は③と④の項目は読み飛ばしてもOK。
では、同じシチュエーションの時に、この記事を見に来てくれたあなたがどんな行動をとるか予想しましょう。
ズバリ「一度“いつでも暇”と答えてしまったから断りづらい…。」と考え、興味がなくても映画に行く。
そんなあなたにはぜひこれを覚えておいてほしいんだ。
「なんで?」「何かするの?」「どうかした?」などと聞き、まずは詳細を確認しよう。
④○日暇?(要件が分からない誘い)
返事をする前に要件などの詳細を聞く
③と同じような理由で、「なんで?」「その日なんかあったっけ?」「その日がどうかしたの?」と、先に聞いてから返事をすることをおすすめするよ。
⑤世間話の内容に肯定はできないけど否定もしたくない時
否定も肯定もしない返事
「そうなんだ」「そうだったんだ」「そうなんだね」「〇〇さんらしいね」「そんな考え方もあるんだね」「私には無かった発想だ〜」などの“否定でも肯定でもない返事”をしつつ、相手の話を聴くだけでOKだよ。
- 自分とその他の人の意見が違うことは当たり前
- 自分には自分の意見があって、それを誰かに否定されても何を言われても変わらない
- 自分には自分の意見があって、それを誰かにアピールしなくても、自分の中にあるだけで良い
最初に話したこのことを覚えておくと楽だよ。
⑥中身が無い、要領を得ない、興味がない、つまらない、長すぎる話
会話を逸らす、話を切り上げる、話を要約する、結論を聞き出す
【話を聞かなくても良い場合】→話を逸らす、話を切り上げる
「その話興味ね〜」と思ったら、無理に我慢しなくてもいいことを覚えておきたいね。
かと言って「その話興味ないです」だと角が立ちすぎるから、以下のことを参考にしてみてね。
会話の中のキーワードを用いて、「そういえば○○って…」と別の話にしてみる。
文末に「じゃあ○○行ってくる、○○してくる、じゃあまたね」などと言ってその場を去る。
自分が司会者になって、好きなところで会話を変えたり終わらせるイメージ。
【話を聞かなければいけない場合】→話を要約する、結論を聞き出す
話が長くて耐えられない場合も同じく、自分が司会者になって、自分のペースで話を進めちゃおう。
短く分かりやすく要約要約しつつ、自分が知りたい結論だけを聞き出す「つまり〇〇ってことかな?」「これはこういう意味?」「この解釈で間違いないかな?」
「説明ありがとうございました」「よく分かりました」などとお礼を言って終わればOK。
⑦気が乗らない誘い
短文で断る+感謝
断る後ろめたさから、「断る理由」をたっぷり用意して丁重に断らなくてもOK。
今の断り方で、自分も相手も暗くなってて辛いなと感じる場合は、明るく軽い雰囲気で断る練習をしよう。
「今回はやめておくよ、お誘いありがとう」これだけ。
少しづつ、「無理をしない努力」をしよう
話が合わないのに無理に聞いていたら「話を聞いてくれる人」認定されてしまうよ。
話が合わない場合無理に聞かなければ「この人にこの話はできない」と認識してくれるよ。
前者は無理に話を聞き続けることになるんだ。
後者は無理に話を聞き続けなくても良くなるよ。
無理に話を聞かない、とは?
【話を広げない】
「そうなんだ」「私には分からないかも」などの返事をするだけ。質問したり、無理に興味を持とうとしない。
【その話を終わらせる】
話題を逸らしたり、会話を切り上げたりしよう。
会話の逸らしかた
会話の中のキーワードを用いて、「そういえば○○って…」と全く別の話にすり替えてみる。
会話の切り上げ方
【挨拶をする】
ラインやメールなら、文末に「おやすみ」「じゃあまたね」「〇〇してくるね」などと言って終わらせる。
似たようなスタンプを送る方法もある。
【次の予定について話す】
バッタリ知り合いに会った場合、最初から自分が話すか、途中から自分の話に変えて「今〇〇しててさ、ちょっと続きやってくるね」と言って立ち去る。
相手の話に適度に反応したら文末に「じゃあ○○行ってくる、○○してくる、じゃあまたね」と言って立ち去る。
最初から立ち止まらず、「やっほ〜またね〜」などと言ってかわす。
【感謝を伝える】
「話しかけてくれてありがとう」「教えてくれてありがとう」「ありがとう、またお話ししようね」「楽しかったわ」などと言って話を終わらせる。
結論、まとめ
「会話の返事に困った時に覚えておくと便利な言葉」についてお話ししたよ。
今回の記事を簡単にまとめると、
- 会話の返事に困るのは、常にあなたが全力だから
- 会話中、力を抜いても良い
- 「自分の意見」と「他の人の意見」が違って当たり前ということを知ろう
- よく遭遇する「会話中返事に困るシュチュエーション」での対応を覚えておくと楽だよ
- 「どっちが良いと思う?」とで困ったら、相手に決めてもらっても良い
- 意見を求められても分からなかったら、「分からない」でも良い
- 日時や要件の分からない誘いにはすぐにYESの返事をせず、内容を聞いてから決めてもいい
- 相手を否定も肯定もしたくない場合は「そうなんだね」と話を聴くだけでも良い
- 中身のない話は、「つまり〇〇ですか?」と自分で要約して聴く時間を短縮しても良い
- 気が乗らない誘いは断っても良い
よかったら参考材料のひとつにしてみてね。
ここまで読んでくれてありがとう。またね〜。