「また嫌なことを思い出しちゃった…。」
「あのとき、どうしてもっとこうできなかったんだろう?」
「忘れたいのに、気づいたらまた考えてる…。」
こんな風に、過去の嫌な出来事や失敗が何度も頭をよぎることってない?
特にHSP(繊細さん)だと、感受性が高い分、一度感じた感情を深く覚えてしまいやすいんだよね。
でも、こうした思い出に苦しむのはすごく辛いし、できることなら「忘れたい!」って思うのも自然なこと。
そこでこの記事では、嫌なことを思い出してしまう原因と、HSPに向けた具体的な対処法を紹介するよ。
このブログで分かること
- なぜ嫌なことばかり思い出してしまうのか
- 「考えないようにする」をやめてみる
- HSPが心を軽くするための実践的なステップ
この記事を書いているのは
- HSP(繊細さん)歴30年以上のベテランだよ
- 過去の自分の悩みをたくさん改善してきたよ
嫌なことばかり思い出して辛い…
嫌なことを思い出して辛いときは、「忘れよう」「考えないようにしよう」と頑張りすぎるよりも、その感情や思いをいったん受け入れてみることが大切。
さらに、受け入れたあとに「切り替え」や「自分をケアする方法」を試すことで、少しずつ心が楽になっていくよ。
なぜ嫌なことばかり思い出してしまうのか
嫌なことを思い出すのは、実は脳が「自分を守るため」にやっていること。
過去の嫌な経験を思い出すことで、「次はこうしよう」「もう同じ失敗をしないように」と未来に備えようとしているんだよね。
でも、HSPは感情の記憶が強い分、この「備え」が過剰になりやすいの。
結果として、頭の中で何度も嫌なことがループしてしまう。
さらに、「忘れたい」「考えないようにしたい」と意識すればするほど、逆にそのことにとらわれてしまうことも…。
これを「ピンクのゾウ現象」と言ったりするんだけど、「ピンクのゾウのことを考えないで」と言われた瞬間、ピンクのゾウが浮かんでしまうのと同じ仕組みなんだ。
「考えないようにする」をやめてみる
嫌なことを思い出したとき、「忘れたい」と無理に思考を止めようとすると、逆にその記憶に縛られてしまうことがあるよね。
そこで、「考えちゃいけない」ではなく、「考えたくなっちゃったんだな」と自分の気持ちをそのまま受け入れてみて。
“「考えないようにする」”の、具体的なやり方
心の中で自分をなだめてみる
「あ、またあのこと思い出したね。嫌だったよね、わかるよ。」
「そっか、まだモヤモヤしてたんだね。」
自分の中の感情に優しく声をかけてみると、不思議とその感情が和らぐことがあるよ。
感情に名前をつける
例えば、思い出しているときに感じている気持ちを言葉にしてみるんだ。
「今、私、不安を感じているんだな。」
「あのときの悔しさがまだ残っているんだね。」
感情に名前をつけるだけで、頭の中が少し整理されるよ。
気持ちを書き出す
嫌な思い出が頭の中でぐるぐるしているとき、それを言葉として外に出すと驚くほどスッキリすることがあるよ。さらに、「自分なりの改善案」を考えることで、気持ちが整理されて前向きな一歩を踏み出せるかもしれないね。
“気持ちを書き出す”の、具体的なステップ
ステップ1. 紙やスマホのメモを準備する
誰にも見せる必要はないから、気軽に書けるツールを使ってね。ノートや手帳、スマホのメモアプリなど、自分が使いやすいものを選んでね。
ステップ2. 思いついたことをそのまま書く
頭に浮かんだことをそのまま書き出してみよう。
例えば…
- 「どうしてこんなこと言われたんだろう?」
- 「私ばっかり責められた気がする…。」
- 「あのとき、もっとこうすればよかったのに。」
思い出や感情、後悔していることなど、どんな内容でもOK。
書く内容に正解や間違いはないよ!
ステップ3. 「自分なりの改善案」を考える
嫌だったことや後悔していることに対して、これからの自分がどうしたら良いかを考えてみるんだ。
例えば…
・「言いたいことが言えなかった」なら、次は「事前に考えておく」や「少しずつでも勇気を出して話してみる」。
・「思い出すとモヤモヤする」なら、「次に同じ状況になったらこう対応しよう」と具体的な行動をイメージしてみる。
・「次、同じようなことを言われたら、『それはちょっと悲しいな』って気持ちを伝えてみよう。」
・「もし同じ失敗をしそうになったら、少し時間をかけて慎重に確認するようにしよう。」
自分なりに「次はこうしてみよう!」と行動プランを立てると、気持ちが少しラクになるよ。
ステップ4. 「もう大丈夫」と書き加える
書き終わったら、最後に「もうこれについて考えるのは一旦やめてもいいんだ」と書き加えてみてね。これが心のリセットボタンになることもあるよ。
「気持ちを書き出す」ことは、ただ頭の中を整理するだけじゃなくて、未来に向けての一歩を踏み出すきっかけにもなるよ!ぜひ自分のペースで試してみてね。
気分を切り替える行動を試す
嫌な思い出にとらわれているときは、体を使った「切り替え行動」を取り入れると効果的。
“気分を切り替える行動を試す”の、具体的な方法
深呼吸
- 鼻からゆっくり息を吸って、4秒間かけて空気を取り込む。
- そのまま4秒間息を止める。
- 口から8秒間かけてゆっくり息を吐く。
このリズムを2~3回繰り返すだけで、緊張感がほぐれてくるよ。
軽いストレッチ
- 肩を上げ下げしてみたり、首をゆっくり回す。
- その場で手足を軽く振る。
血流が良くなると、気持ちも自然と前向きになるんだ。
散歩をする
外の空気に触れて、景色を眺めるだけでもリフレッシュできるよ。
できれば公園や自然がある場所がベスト!
「今」に意識を向ける
嫌なことを思い出しているとき、心が過去に引っ張られているよね。
そのとき、今この瞬間の感覚に集中することで、過去の記憶から少し離れることができるんだ。
“「今」に意識を向ける”の、具体的な方法
ステップ1. 「手の感覚」を感じる
- 手をギュッと握ってみたり、こすり合わせてみる。
- そのときの温度や質感に意識を向けるだけで、今に戻れるよ。
ステップ2. 「視覚や聴覚」に意識を集中する
- 「目の前に見える色」をひとつひとつ観察してみる。
例えば、「あ、あの花は黄色」「空は薄い青」といった感じで言葉にしてもOK。
- 「周りの音」を聞いてみる。鳥のさえずりや風の音に集中すると気分が落ち着くよ。
ステップ3. 食べ物や飲み物に集中する
- お茶やコーヒーをゆっくり飲んで、その香りや味に集中してみる。
- 食べ物をひとくち食べて、「甘い」「ほろ苦い」など味覚を楽しむと気持ちが切り替わりやすいよ。
誰かに話す
自分一人で抱え込んでいると、どうしても思考が堂々巡りになりやすいよね。
信頼できる人に話すだけで気持ちが軽くなることもあるんだ。
AIに相談してみるのもおすすめ!
具体的に質問すると、具体的な返事が返ってくるよ。
“誰かに話す”の、具体的な方法
小さな一言から始める
いきなり全部話そうとしなくても、「実は最近ちょっと気になってることがあって…」と切り出すだけでOK。
自分にとっての小さな事から話して、人に頼るのに慣れていくのもOK。
自分の気持ちを素直に伝える
「あのとき、ああ言われてすごく嫌だったんだ。」
「どうしてあんなこと言っちゃったんだろうって思ってる。」
言葉にすることで、自分の感情を整理するきっかけになるよ。
無理にアドバイスを求めない
「ただ話を聞いてもらえるだけで嬉しいんだ。」と伝えれば、相手も気軽に受け止めやすいよ。
具体例をぜひ自分のペースで試してみてね。
どれも「小さな一歩」からでOK!
結論、まとめ
今回の「嫌なことばかり思い出して辛い…」について簡単にまとめるね。
- 「考えないようにする」をやめてみる
- 気持ちを書き出す
- 気分を切り替える行動を試す
- 「今」に意識を向ける
- 誰かに話す
嫌なことを思い出してしまうのは、脳が自分を守ろうとする働きの一つだから、無理に「忘れよう」としなくても大丈夫。
むしろ、一度思い出してしまったら、無理に「考えないようにする」のをやめて、自分の気持ちを受け止めるのがHSPにとっての優しい選択。
そのうえで、書き出したり、切り替えたり、誰かに話したりして、少しずつ心を楽にする方法を試してみてね。
焦らず、少しずつで大丈夫だよ!
最後に…
読んでくれてありがとう!
この記事が少しでも心の助けになれば嬉しいな。
他にも「こんなことが知りたい!」ってリクエストがあれば、ぜひ教えてね。
またね〜。
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